Saitama Univ. ComNets Lab.

About us

Vision

インターネットに代表される通信ネットワークは,私達の生活に深く根ざし,重要な社会インフラとなってきています. 私達の生活がネットワークに強く依存すればするほど,決して止まることのないネットワークが求められます. 通信ネットワーク研究室では,安心して使える通信インフラを目指し,超高信頼ネットワークを実現するための技術を研究しています.

Scalability
様々なものがインターネットに接続されるInternet of Things (IoT)では,膨大な数のデバイスがつながるため,これらを協調させ,きちんと繋がるネットワークを構築することはとても難しい課題です.
Reliability
ネットワークを介した遠隔手術や自動運転を実現する場合,ネットワークの僅かな遅れや停止も重大な事故に繋がるため,決して止まらない通信を実現する方法を模索することは非常に重要です.
Resiliency
インフラの重要性は,大規模な災害や障害時に浮き彫りになります. 災害や障害が起こっても途切れることがない,あるいはすぐに復旧可能な設計を検討しなければなりません.

Researches

Communication Networks Laboratory (ComNets Lab.) tackle various issues in communication networks including the Internet.

高精度品質計測
ネットワークの通信品質を詳細に調べることは,止まらないネットワークを設計する上で非常に重要です. 限られた情報からネットワークの内部状態を統計的に推定し,情報が届くまでの遅延,情報が届かなくなってしまう確率,故障の有無や場所などを正確に把握する技術を研究しています. For more details.
シミュレーション技術
実際にネットワークを構築することは大きなコストが掛かるため,事前にシミュレーションを行うことが重要になります. 一般的に複雑なシミュレーションを実施することは難しく,時間も掛かりますが,このようなシミュレーションを高速かつ高精度に実施するための技術を研究しています. For more details.
ブラックボックスモデリング
近年のインターネットは大規模・複雑化しており,その挙動を理解して再現することはほとんど不可能になりつつあります. AIなどを活用することにより,複雑なネットワークの挙動を多面的に再現したモデルを作成し,モデルに基づいて適切な制御をする技術を研究しています. For more details.

Environments

通信ネットワーク研究室の学生居室は情報工学科棟の2階に位置し,各メンバーにはパーソナルデスクと個人用のロッカー,GPU搭載の高機能サーバ群のアカウントが割り当てられます. 大型のスクーリーンとディスプレイが設置された共有スペースは,本格的なエスプレッソを楽しめるコーヒーサーバと大型のビーズクッションを備えており,研究の合間にくつろぐことができます.

Education

通信ネットワーク研究室では,卒業・修了までの期間に,様々なスキルを獲得することができます. 研究活動の中でスキルが培われるほか,研究外プロジェクトも推奨しており, メンバー自身が描くキャリアプランに合わせ,多様なスキル獲得をサポートします.

Schedule

通信ネットワーク研究室の大まかな年間スケジュールです. 各種打ち上げや,花火観覧,OBとの交流を企画しています.

  • 4月
    新人歓迎会
  • 5月
  • 6月
    オンラインOB交流会
  • 7月
  • 8月
    長岡花火大会
    夏休み
  • 9月
    修論中間審査 打ち上げ
  • 10月
    B4中間発表 打ち上げ
  • 11月
    卒論・修論執筆開始
  • 12月
    OB交流会
  • 1月
    冬休み
    新年会
  • 2月
    卒業・修了生 送別会
  • 3月
    春休み

Life in the lab.

通信ネットワーク研究室は,アットホームな雰囲気作りを目指しています. 研究の相談など,チャットを活用して気軽にコミュニケーションを取れる雰囲気があります. 有志による遊びの企画も多く,たこ焼きパーティーなども頻繁に企画しています.

Job hunting

卒業生・修了生は, NTTなど通信関連の企業に就職する割合が多いですが,JRなど通信分野以外の企業に就職する例も多数あります. 現代では,ほとんどすべての企業は情報部門を持ち,ネットワークに依存しているため,潜在的な就職先はほとんど絞られることはありません. 職種としては,ネットワークエンジニアや,社内の情報部門やSIerで上流を担当するシステムエンジニアが多くいます.

※ 長岡技科大における指導学生の就職実績を含みます.

Q&A

Q コアタイムはありますか?
A コアタイムは設けていません. 朝型を推奨しますが,好きな時間に来て,好きな時間に帰ることができます.ゼミを含めすべての打ち合わせはリモート参加が認められており,研究活動もフルリモートで実施可能です.ただし,より密なコミュニケーションを取るため,リモートを中心に活動する場合は,対面よりも多くの報告と打ち合わせが求められます.
Q 海外での発表はありますか?
A 学生の希望と成果により,国際会議での発表をすることが可能です. 積極的なチャレンジを推奨しますが,海外での発表無しで卒業・修了する学生もいます.
Q インターンなどでしばらく研究室を離れたいのですが,可能でしょうか?
A 研究室外でもアクティビティ高く活動することは良いことです. やるべきことをやっていれば,全く問題ありません. ただ,所属期間中に成し遂げるべき成果が減るわけではないので,注意してください. 研究室への貢献なしに休みだけ取るというのは認められません.
Q プログラミングに自信がありませんが,大丈夫でしょうか?
A 通信ネットワーク研究室を志望するために必要な前提知識は一つもありません. 多くの学生は,プログラミングは授業で少しかじった程度の知識しかありませんし,やる気さえあればOKです. 新人研修プログラムを用意して基礎からしっかりとサポートをしていますので,誰でもきちんとしたコードを書けるようになります.
Q 数学が苦手なので付いていけるか不安です.
A 数学が得意な人もそうでない人も歓迎します. 数学をあまり使わない研究もありますので,得意でない人はそういう研究で貢献してもらえればOKです.
Q 学部卒での就職をしたいのですが,どのような就職先がありますか.
A 通信分野の就職市場は広いため就職すること自体は難しくありませんが,専門性や技術を活かした就職は難しでしょう. 当研究室は,時代や時の景気に左右されない確かな技術を持った人材の育成を目指しており,修士課程への進学を強く推奨します.